Sam-Home Sam-Camp キャンプレポート 2009
あぶくまフォレスターズビレッジ Kobitto (コビット)
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■「ナチュラルテクスチャー」から「ナチュラルアート」への昇華!■
ご存知のとおり3.11の原発事故により、あぶくまフォレスターズビレッジkobbitoは閉鎖されました。大変哀しい出来事です。しかしながら、このレポートは美しいこのキャンプ場の記憶として当時のままここに残させていただきます。

尚、管理人のタカちゃんご夫婦は現在キャンピカ明野の管理人を経て、山梨県武川に新天地となる「Foresters Village Kobitto」を再開させ元気にお仕事をされておりますこともご報告いたします。
「キャンプ場を造ってるところなんです」とはじめて聞いたのが昨年のユニフレーム・ネイチャーミーティングのとき。いつものスタッフに混じって見慣れぬ、なんとなくユニフレームには似つかわしくない奥ゆかしさ(爆)を感じさせるスマートな方が一人。それが鷹野さんでした。鷹野さんは前職、あの中部の大人気キャンプ場青川峡オートキャンプパークの管理人を勤めあげられ、機が熟した2年前に退職されたと同時に自分の夢を実現すべくキャンプ場探しが始まり、100箇所以上の候補見学を経て、福島県の津島、ここを探し当てたそうです。その件りまではネイチャーミーティングの焚き火の時間にじっくりと聞かせていただいたのですが、その後いつごろオープンなのかなどまだ決まっていないまま、私も連絡を取らず・・・。そして4月の2週、ある二つのことがきっかけで鷹野さんの所へ行くことを決心することになりました。元々数ヶ月前からこの日にキャンプをしようと友人のひらたけさんと決めていて、ところが珍しく場所をあいまいのまま時間を過ごしていました。そんな時の代々木のキャンプショー。ここでユニフレームかすやくん、野崎さん、オガワのかげちゃんらから「18日に鷹野さんのキャンプ場、オープンですね!」と聞き、さらにはガルヴィ5月号に私が載った数ページ後に鷹野さんが登場。これは何かの縁ががある!と勝手にこっち側が思い(笑)、ひらたけさんにも相談し即決。電話で「あのときのSAMですが・・」で話すと「是非いらしてください!」と実に気持ちよく応対していただき、なんか直前に一人ですごい盛り上がっちゃいました(笑)。
さて、本来ならあとがきに書くようなことですが、あえて前書きに書きたいことがあります。それは今回のレポートはいつにもまして大きい、そして部分部分の画像を多用しました。本来ならもっと全景だとか、施設だとか、まだなかなか紹介されていない部分をレポートしたほうがいいのかもしれません。しかし、このキャンプ場で過ごした2日間感じたことの大きなものに「ナチュラルテクスチャー」=「自然の素材感」があります。そしてそのナチュラルテクスチャーを「ナチュラルアート」に昇華させているのが鷹野さんご夫妻。確かHPにもあるように4月18日時点ではキャンプ施設としては完成されていない部分が多いのは事実ですが、すでにこの土地をもうこのご夫妻は自分の「キャンバス」にされていました。あとはそこにどうやって「絵の具」を重ねていくかだけ。なので私としては4月18日(19日)時点ぴったりでのキャンバスに書かれた「絵」をこのレポートでお見せできればと思います。そんな感じで以降の時系列の部分と多数の写真をご覧いただければ幸いです。
ちなみにこのキャンプ場の正式名は「あぶくまフォレスターズビレッジkobitto(コビット)」。前半はご主人(以下”たかちゃん”)が、後半は奥様(以下”のんちゃん”)が考えたもので、やたらに長い気もするのですが、結局双方譲らず(爆)にフルネームに決めたそうです。しかしさすがにこれは長いし、呼びやすさのコビットだけだとご主人の立場がないので(爆)、私は勝手に略して「あぶコビ」と呼ぶことにしました(笑)。
●2009/04/18
今回はちょっと変わったキャンプ場へのアプローチでまずは常磐道柏インター直前までクルマで行きます。が思わぬ事故渋滞・・・

到着した場所はつくばエクスプレス「柏の葉キャンバス」駅。
そう、ここまでひらたけさんには電車で来てもらい、合流。軽いバックパッキングツアーを楽しんでもらいました。

でも、ほぼ電車に乗っていたのがほとんどでしょうから前回のバンカーさん同様数百メートルしか歩いてないでしょう(笑)
なんたって今年は一律1000円ですからちょっと遠くたって懐は安心。また常磐道は混んでいないのがよろしい。浅いグリーンの新緑を観ては「いいなぁ」をひらたけさんは連発していました(笑)

多分福島を遠いとイメージで考えられている方が多いと思いますが、道もフラット車も多くなくストレスがないので実はそれほどでもないですよ。
あれ????なんで¥1400???
割引ではなく割増??(爆)

その後国道に出ますが、あぶコビのHPのマップにもあるとおり、おすすめの分かりやすいルート国道36号線へ回ります。
そしてここを左折して国道6号。

この道なりは開けていて、途中にヨークベニマルなどあるので買い物があればこの付近で済ましてしまうのがおすすめです。
ちょっとコンビニ休憩。頻尿ではありません(笑)

なんじゃこりゃ!!!
もちろんお買い上げ
実はちょっとだけ行き過ぎまして・・(笑)
本当はこのMITSUIのガソリンスタンドから114号線に入ります。

114号線も多少距離はありますが走りやすい道なので安心。通り過ぎる村々がまたのどかでいい感じ。
そしてキャンプ場の目印となるのが、この「つしまの茶屋」です。このくらいの大きな店は近辺にないのでまず分からないことはないです。

ちょうどお昼になったので、ここで食事を。このカツカレーが美味い!
で、この写真を撮っていたときお店の方が「あら、写真なんて撮られちゃって」と笑顔で言われたことがあとでまさかの・・・・
つしまの茶屋の脇にこの看板がありますが、自動車からだと見過ごすのでやはりつしまの茶屋を目標にした方がいいでしょう。

「道幅狭い!」って書いてある通り(笑)
これは対向車着たらどうするべ・・・
もし心配ならキャンプ場へ下から連絡してみて下に向かった車があるかないか分かる範囲で効いてもいいかもしれません。(道自体はそんなに悪くないです)

ここまできてこの看板が見えたらあとちょっと!
多分車の音が聞こえたのでしょう。オーナーの鷹野さんご夫妻(たかちゃん&のんちゃん)がお出迎え体制。

「どうも〜」の挨拶を交わし、「初めてのお客様です」という言葉にすぐ⇒「記念写真」というパブロフの犬のように反応する亀沼会の二人です(笑)

↓↓↓おや?この方は?(笑)
オープンを祝うお花がきれいに飾られ、今日が特別な日なんだなぁ、と実感しました。その1番になれたのはなんとも光栄なことです。

カントリー調の管理棟はとてもセンスがよく、受付、売店のほか、薪ストーブ、2階は大人子供共通の”ゆっくりする場所(やすもっと)”が用意されています。
さぁ、受付。

「この受付用紙に書いていただくのも初めてということになりますね」
そうかぁ!これもまた名誉なことだ!
そして「ああ、緊張する〜」というのんちゃんの「はじめての場内説明」
しっかり出来ました、100点!(笑)

これはのんちゃんのアイデア、キャンプ場開設記念のデコチョコです。
こういうところからお人柄がうかがえます。
せっかくなのでまずたかちゃんに全体を「解説付き」で、案内してもらうことにしました。

場内としては大きく2ゾーンに別れ、個別系のこびっとサイト、だんだんサイト、現在整備中の仮名オープンサイト(こちらがグループも可予定)が用意されています。
真新しいサニタリー。手前がトイレ。

オープンサイトはGWに向けて今日現在は整備中ですが、もうすぐ整うようです。広々としていますね。
炊事場はこちらで、

シンクも大きく使い勝手がよいです。
ほんのちょっと前まで桜前線が来ていましたが、ここでは梅の真っ最中。標高は400m。

つづいてこびっとサイトのほうへ。
キャンプワイワイ派ならだんだんサイトでしょうが、ネイチャー重視派はこちらを好むかも。

「今回はこちらのサイトをいかがですか」とたかちゃんが勧めてくれたので、もう二の句を継がずに「はい、ここで!」と決定。
さらに上に登って行きましょう。森の景色が色濃くなっていきますね。

こびっとサイトというから小さなサイトを思い浮かべてしまうかもしれませんが、だいたい100uの使い回しが可能で、かつ区画っぽくない自然さがあります。
どこからどこまでというような場所割には今のところなっていませんので、サイト探しも楽しんでみてください。
(混みあっていない余裕のある日)
さて、なにしろこんなにいい天気でまずすることは・・・「撮影」でしょう(爆)
設営なんて後回し、後回し!

これはたかちゃんに教えてもらった片栗の花。この時期群生していて見事なものでした。
最初の写真で出てきた方はたかちゃんの古い付き合いの友人で、ずっとサポートをしてくれている「ベアさん」でした。今日もサイトのお手入れ中。

私たちのサイトも”秘技モヒカンカッター”でバッチリ刈ってもらいました(爆)
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